【Mac】OSXアップデートトラブルとその回避の考え方



・アップデートトラブルについて

以下はOSXのアップデートトラブルについての考え方を私見で述べたものです。
手軽になった反面、トラブル時の対応をどうすればよいのかをつい忘れがちになるので、いくつかの気をつけたいこと、インストーラーの作成が有用だ、ということについてを書いています。


アップデートの適用前と後とにディスクユーティリティの「アクセス権の修復」を行っておくとアップデートトラブルを回避できるという話も聞きます。
OSのアプデにかぎらず、アプリのアプデにおいても同様です。
そうでなくとも使用し続けているだけで不具合の種は累積し続けていると考えてよく、日頃から「アクセス権の修復」と「再起動」 はクセづけておいたほうが良いと思います。

余談ではありますが、アップデートトラブルがどういう形で起きてくるのかは、環境や機種により個体差があるような印象があります。
つまり各人の使用状況により不具合やトラブルの潜在度合いにばらつきがあるということではないかと思います。
ですので、メジャーなアップデートの際にはクリーンインストールを推奨する向きもありますし、私自身もこれまで試行錯誤しながら「素人がどうすれば安心してアップデートできるか」を考えてきました。

個人的な印象では10.9 MavericksはApp Storeの自動的なアップデートでも特段の不具合が出にくくなっているような気がしますが、10.8 MountainLionまではDockやMissionControl、Finderなどのトラブルが結構起きていました(あくまで私個人の場合です)。

差分アップデートではなく統合アップデート(Combo)を実行することでトラブルの芽を摘むということも手法としては有効だと思います。


・USBインストーラー作成のすすめ

上記したことの他に、いつでもクリーンインストールすることができるようにUSBインストーラーを自作しておく、トラブル時にどう対処していけばよいかの手順を把握しておく、そういう心構えが重要だというふうに考えます。

Macの調子がおかしいと感じた時に、OSの不具合なのか、個別アプリの問題なのか、メモリか、HDDやCPUなどの物理的なトラブルなのか、電源周りに問題がないかなどもあり、複数の「眼」を養っておくことも重要でしょう。

10.7 Lion以降のOSXはストアからパッケージごとダウンロード入手が原則となっていますが、とはいえローカルでもインストールが可能な環境は用意しておいて損はありません。
8GBのフラッシュメモリにインストーラーを作成しておけばマシンを空っぽにしてもそこからユーティリティを起動できますから、クリーンインストールのほかに問題の切り分けにも役立ちますので、作成は是非におすすめしておきます。
私は10.6から各バージョンごとに個別にインストーラを用意しています。

※各バージョンでUSBインストーラーの作成方法が若干異なります。